昨日のNNN24、闘論での雑感。
メンツが自民大村議員・勝間女史・城・樋口先生と連合事務局長。
樋口先生とは参議院の委員会で同席したこともあり、日本型雇用の問題点を
以前から指摘されていたので、基本は僕と同意見。
勝間さんは初対面だったが、
まあエコノミストで雇用流動化に反対な人なんてモリタク以外にいないから問題なし。
(なんとなく勝間さんて巨漢というイメージがあったが、小柄な方だった)
ということで日本型雇用維持派は連合一人で若干バランス悪いかなと思っていたが
意外にクールな議論でかみ合ったように思う。

話していて意外に共通していたのは、要するに非正規雇用の問題というのは
正規雇用と表裏一体であり、両者を同じまな板で議論しないことには問題解決に
ならないということ。連合側がこういう認識でいたのは、ちょっと驚いた。
(まあ行動が伴うかどうかは別問題であるが)

それにしても。
やはり連合というのは、非常に政治力の高い組織だ。
いろいろな論者が入れかわり立ちかわり出てくるが、みな隙が無い。
昨日も、問題が核心に触れようとすると、実に見事に話題を変えてみせる。
(当たり障りの無い話をするという意味では、自民も負けてはいないが)

やはり、何かを変えようとする人間よりも、守る側の人間はとても有利だ。
彼らの目的は問題の解決ではなく、あくまでも現状維持でしかないのだから。
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